糖鎖情報館

－いくら食べても太らない－

肥満が健康によくないことぐらい、誰でも知っていることですが、何と言っても美容の最大の敵は太ることです。

一般に肥満と言えば、私たちは直ぐに「脂肪」を頭に描きますが、正しくは肥満といったら糖質〈炭水化物〉を頭に描くべきです。なぜかと申しますと、私たちの身体の脂肪の約80％は糖質によって造り出されているからです。人間の身体は体内にたん白質と脂肪さえあれば、炭水化物を合成することができます。従って、太ることの最大の敵は脂肪ではなく糖質ということになり、美容の敵も糖質と言えます。甘いお菓子類は勿論のこと、お米やうどん、パンや果物も肥満の原因となります。

ところで、糖質は三大栄養素の一つですが、日本人の場合、これら三大栄養素の摂取は一部のたんぱく質を除いて過剰摂取の状態です。しかし、もしもビタミンやミネラルが十分あってバランスよく体内摂取されていたなら、多少三大栄養素（脂肪、糖質、たん白質）を過剰摂取しても、ビタミンやミネラルの触媒作用によって栄養代謝機能が促進されますので、実質的には過剰摂取を抑制することができ、結果的には肥満防止や抑制に役立ちます。

つまり、肥満気味の人にはビタミンやミネラルが十分かつ、バランスよく摂取されていないので、ある意味では「栄養失調」状態にあると言えます。

今日は飽食の時代であり、ほとんどの人が栄養が十分に足りていると信じているようでありますが、実際そうではなく、食品添加物による加工食品や残留農薬の影響を受けて、ビタミンやミネラルが不足という現実を招来し、逆に脂質、糖質の過剰摂取を促進しているのです。

それが心臓病を始めとする多くの生活習慣病〈特にメタボリックシンドローム〉を年々増加させているのです。特に最近では心臓肥大による病気が多くなっております。

美しい健康的なお肌、みずみずしいお肌をつくり、ぜい肉を取り、プロポーションを整えるためには、ビタミンＣやビタミンＥだけでは不十分です。健康的な美しさを創り出すには、まず脳細胞に複合ビタミン、ミネラルなどの栄養を補給することです。ビタミンやミネラルはいくら摂っても太るようなことはありません。むしろ、健康的に痩せる働きがあります。脳細胞での栄養バランスがとれますと、心（精神）が落ち着き、自律神経が安定します。自律神経の安定は、ストレスを防御し、諸器官や内臓を健康にし、自然な美しさを身体の奥から創り出してくれます。