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副作用と代謝反応の違いについて

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治療的効果

★副作用は体内に摂り込まれた薬物が本来の治療目的以外に及ぼす作用です。これは、化学的な親和力によるものですが、治療上は好ましくなく、患者にとってはマイナス効果の方が多いとされています。これは私たちの身体の細胞組織がその薬物の摂り込みを拒否した結果起きる拒絶反応(免疫反応)です。例えば、体内にウイルスや細菌、毒物や細胞組織に馴染まない薬物が浸入しますと、免疫細胞(NK細胞など)は、これらを異物と認識して、ただちに攻撃をかけます。この時、身体の中はまさに戦乱状態にあるわけで、これが反応となって現われる作用です。

★代謝反応は、好転反応(または瞑眩反応)とも言われ、漢方薬や健康食品を摂取したとき及び健康機器を使用したしたときに起こる反応で、治癒前に一時的に前記のような反応が出ることをいいます。 これは細胞組織が摂り込みを拒否しているのではなく、摂り込むための準備態勢(受け皿)ができていないために起きる反応です。これが健常者の場合は、ほとんど反応は出ないのですが、病弱者や身体に何らかの問題を抱えている方の場合は、細胞組織に於て摂取した栄養源を十分に消化吸収できる能力がないために反応となって現われます。このとき免疫細胞は、栄養素を異物とは認識しませんので攻撃をすることはありません。むしろ、それを自分の活力源として摂り込みます。

このように、人間の身体の中には自然治癒力といって、免疫系、自律神経系、内分泌系の三点が情報を交換し合いながら、健康を維持するためのバランスをとっているのです。これを恒常性(ホメオスターシスの正三角形ともいいます。