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レシチンの細胞膜としての働き – レシチンの乳化作用とは?

カテゴリー:

K・リゾレシチン

レシチンの乳化作用とは?

細胞膜をつくるリン脂質(レシチン)は、水と油の双方になじむ乳化作用がありますが、その分、酸化しやすいのです。酸化すると粘度が上がり、汚れを吸着しやすくなります。そして、これが老化の原因となります。

こんなにも汚れの原因がありますが、レシチンは逆に、界面活性効果をもっている唯一の成分です。
水と油になじむ乳化作用は、頑固な油汚れを浮かせて洗い流す洗剤としての働きに繋がります。たとえば血管中の悪玉コレステロールは、増えすぎると血管壁にこびりつき、“アブラ汚れ”の状態となって動脈硬化をまねいてしまいます。そこにレシチンがあると、こびりついた汚れ(悪玉コレステロール+老廃物)を溶かし流してくれるのです。

レシチンの乳化作用はコレステロールを減らす

レシチンが血管の中を掃除してくれる唯一の界面活性効果があると言うことは、レシチンが不足すると、汚れだらけの血管や細胞になってしまうということです。
血管も60兆個の細胞の一部です。レシチンを補い続けている身体は、酸化から常に細胞を守り、清潔な状態を維持します。

だから、細胞が老化したり減少することを防ぐのです。さらに、前章で言っていたように、脳や神経細胞にも重要で、脳と体の健康に欠かせないので、なおさら吸収の良いレシチンが必要なのです。

細胞の真実 ~ 細胞の命はどこ? ~

これは(元)スタンフォード大学教授・ブルースリプトン博士が行った細胞の「核」を除去したときと「膜」を除去したときの細胞の変化の実験です。今まではDNAをもつ核こそが細胞の命であると思っていたのですが、実は細胞の膜こそが重要であることが判りました。

細胞膜は40~45%がリン脂質(レシチン)によって構築されています。