Lypo TOSA糖鎖情報館

神津健一情報館を一新し、糖鎖やレシチン研究を中心に
予防医学や代替医療の最新情報をお届けします。

お問い合わせ
糖鎖情報館 > K・リゾレシチン > レシチンの細胞膜としての働き – 細胞膜は、何でできているの?

レシチンの細胞膜としての働き – 細胞膜は、何でできているの?

カテゴリー:

K・リゾレシチン

細胞膜は、何でできているの?

細胞膜は「リン脂質」とよばれる小さな分子が集まって、隙間なく並んでいます。これが細胞膜の形づくる基として「脂質二重層」という膜状の構造です。そこに様々な機能をもったタンパク質が埋まっています。

リン脂質は、一つの分子の中に、水になじみやすい親水性と、油になじみやすい疎水性の両方をあわせもっています。これはリン脂質特有の性質です。リン脂質が不足すると細胞膜の構造が軟弱化します。

リン脂質をさらに細かく分解してみてみると、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトールなどになります。これらが整然と並ぶことで、細胞膜は正常な機能を果たします。これらリン脂質は学術名で、別の商業名で「レシチン」と呼びます。

細胞膜の働きのまとめ

  • ①細胞をウイルスなどの異物から守る
  • ②酸素や栄養素の摂り込み、老廃物を排出する
  • ③隣り合う細胞と情報交換を行う

 
 
 
ひとつひとつの細胞は人間と同じように呼吸をして、食事をし、排泄をし、休息や睡眠をとっています。だから細胞が、壊死して減少することを「老化現象」と言います。

細胞が生まれ変わるときに、細胞の中心にあるDNAやRNAが情報源として細胞分裂をしていきます。そのDNA情報の修復をするにも栄養が必要です。栄養を細胞内に摂り入れたり、不要なものを排出するのが「細胞膜」です。これを「選択的透過」と言うが、世界の化学者たちは細胞膜を「Gate Keeper(門番)」と呼び、その重要性をつよく訴えています。なぜなら細胞膜が弱っていたり、汚れていると、正常な細胞分裂ができないからです。