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第五章 今世紀最強のサプリとなるか「K&G」

K&GのKとは、K・リゾレシチンの意味で、GはGlycoform(糖鎖栄養素)の省略です。この2つのサプリメントが合体することによって、相乗的に驚異的な効果を上げることが判りました。
K・リゾレシチンは既に脳内サプリメントとして定評のあるところで、従来のレシチンとは、まさに「似て非なるもの」です。もちろん有効性も段違いで、内科や心療内科の医療現場に於いてすら、なくてはならないものになっています。

特にあらゆる栄養素の受け皿(レセプター)、各種代謝機能の促進、神経の情報伝達物質として、生きていくための必須の栄養素です。しかも、これを低分子加工したものに特殊栄養素を加え、有効性を十数倍に高めたものです。
※K・リゾレシチンは、全細胞の膜組織に約50%存在し、必要な栄養を細胞内に摂り込み、不要な成分を排出する。

レシチンは細胞王国のおまわりさん
レシチンは細胞王国のおまわりさん

Gは既に十分説明しましたので、ここではKとGが合体することによって、どのような医学的相乗効果が期待できるかについて説明したいと思います。次の絵図を参考に考えてみましょう。
KとGを「水戸黄門の助さんと格さんに例えたら大変分りやすいと思います。

助さん一人でも、格さん一人でも便りになる黄門様のガードマンですが、2人揃ったら「鬼に金棒」という感じで、より安心できるのではないでしょうか。
つまり、あなた自身を黄門様とするならば、この黄門様の命と健康を護るのは、助さんと格さんです。即ち、KとGが最強のコンビとなって、あなたを護ってくれるのです。その医科学的メカニズムは次の通りです。

脳の約30%はリン脂質(K・リゾレシチン)でできています。ヒトの脳では数千億個の神経細胞が神経回路を形成して、様々な情報を処理しています。情報は神経細胞の中を電気信号(インパルス)として伝わりますが、神経細胞だけでは情報の伝達速度が遅いわけです。そこで、神経細胞にはオリゴデンドロサイト(グリア細胞の一種)が、きつく巻きついて絶縁体をつくることで、情報の伝達を高速化するわけです。この構造が神経組織の「髄鞘」と呼ばれる部分で、この機能を活かすために「糖鎖」が必要なわけです。糖鎖が無いと、オリゴデンドロサイトがしっかり巻きつくことができないため、絶縁体がうまく機能しません。ということは、人間としての生理機能がうまく働かないため、様々な病気を誘発することになります。

更に糖鎖は、私たちの体を維持するために重要な働きをしています。例えば、免疫細胞である「白血球」は、糖鎖を監視しながら血管中をパトロールしています。血管壁も細胞でできており、その表面に糖鎖がありますので、白血球はこの糖鎖をいちいち確認しながら血管のパトロールを続け、糖鎖の形に異常があることを検知するや否や、免疫細胞を招集したり、侵入した外敵を攻撃したりします。

このことから、私たちが健康を維持するために糖鎖の持つ役割が大変重要であることがお解り頂けたと思います。しかし、いかに優れた糖鎖であっても、オールマイティではありません。情報をキャッチしたり、その情報を速やかに伝達したり、受け止めたりするために、K・リゾレシチンの手を借りることで相乗効果を高めることが可能となります。

K・リゾレシチンの情報伝達物質としての認識は、最近知られるようになりました。K・リゾレシチンがアセチルコリンとして体内に摂り込まれることにより、自律神経(副交感神経)の働きが優位になり、情報伝達が容易になります。そこに糖鎖が加わることで、情報伝達は一気に加速度を増すことになります。