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薬学会後の抗老化に関する有効性、現在実施している試験とは?

カテゴリー:

糖鎖

薬学会後の抗老化に関する有効性、現在実施している試験とは?

現在、大きく二つの試験を実施しています。

一つ目は、マウスを用いた老化を抑制する抗老化作用に対する有効性試験です。

二つ目は、マウスを用いた免疫機能に関する有効性の試験です。

リポソーム化糖鎖は有効性があると発表しました。ただ、細胞での試験の結果ですので、老化を見るためには、動物試験を使う必要があります。

現在、マウスを用いて抗老化活性があるかどうかを評価しているところです。リポソーム化糖鎖は、免疫に対しても機能があるということは分かってます。これもマウスを用いて、実際の生体内の免疫機能にどのようなポジティブな効果があるかは、これから調査していきます。

リポソーム化糖鎖の抗老化に関する展望、内臓機能のアンチエイジングとは?

老化マーカー(β-gal)の測定

β-ガラクトシダーゼ(β-gal):老化細胞に特異的に存在する酵素。老化研究において老化マーカーとして用いられている。
リポソーム化糖鎖は、抗老化作用が非常に強いということが示唆されました。

陽性対照であるRapmycin添加群よりも有意に糖鎖添加群がβ-ガラクトシダーゼの活性を低下させた。また、リポソーム化した糖鎖添加群で更なる低下が認められた。

細胞内ATP量の測定


未添加群よりも有意に糖鎖添加群が細胞内ATPを上昇させた。また、リポソーム糖鎖添加群でさらに増強されたATP生産量の増加結果を得たことによって、老化改善作用が示唆された。

展望としましては、このリポソーム化糖鎖は総合的な抗老化作用があると考えています。既に学会発表で示した通り、このリポソーム化糖鎖は老化マーカーを低下させたり、老化誘導を解除したり、エネルギー分子でもあるATPの産生量を増加させたりします。

あくまで細胞レベルではありますが、全身の体の中は細胞でできているので、細胞にそれだけ働きかける力があるのは、全身内側から老化を抑制できる、抗老化作用があると期待できるかと思います。

リポソーム化糖鎖については、全身のアンチエイジング、見た目に対する若返り、皮膚というのは細胞でできていますから、この効果ってのは十分期待できるかなと思っています。この効果は、老化というのは非常に長い年月をかけて進行するものなので、日々長い期間摂取していただくことが効果を発揮させるためには重要であると考えています。