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第三章 頭脳力アップ、反社会性人格障害、ストレスや性格の改善、ボケ防止にK・リゾレシチンが効く

【1】 脳細胞は140億個と言われていますが、他の細胞のように脳細胞自身は増殖(細胞分裂)しません。増殖しないばかりか、20歳位をピークに、1日に10万~20万個の脳細胞が死滅していきます。つまり、記憶力もこの頃から減退し始めます。

【2】 神経細胞から出ている神経線維の先端はシナプスといってスイッチ式になっており、これが他の神経細胞と連絡をとり、情報を交換し合っています。K・リゾレシチンを多く摂れば摂るほどシナプス(交換手=自動式切り換えスイッチ)の数が増えます。つまり、記憶力・集中力・学習力が25%~30%もアップすることの裏付けとなるのです。

健康な神経組織不健康な神経組織

【3】 ストレスが現代病の85%の原因をなすと言われていますが、ストレスの緩和にも最も効果的なのがアセチルコリンという副交感神経の神経伝達物質です。アセチルコリンは、リゾホスファチジルコリンから作られていますが、その主役はK・リゾレシチンです。

【4】 精神障害の患者の脳細胞中のレシチン濃度は、普通の人の50%位しかないと言われています。よほど重症の精神疾患でない限り、K・リゾレシチンで治癒できます。

【5】 自閉症の子供にもK・リゾレシチンが非常に効果的であることが既に認められています。但し、これは5歳位までのうちにK・リゾレシチンを与えるほど効果的で、年齢が高くなるにつれ、効果が現われるのに時間がかかります(早ければ早いほどよい)。

【6】 高齢化社会における認知症問題は、他人事ではありません。「明日は我が身」と考えるべきです。認知症の脳神経細胞中の神経伝達物質(アセチルコリン→K・リゾレシチン)が極端に減少(50%以上)している事実から、いかにK・リゾレシチンが重要な脳の食物かお解り頂けるものと思います。