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K・リゾレシチン摂取における生理変化 – K・リゾレシチンの臨床試験報告書

産業医科大学医学部 名誉教授  医学博士 菅野久信
理学博士 白水重憲

●K・リゾレシチンの臨床試験報告書

【目的】 本試験は「K・リゾレシチン」を摂取した際の、人体に及ぼす作用を生理学的に評価したもので
ある。
【試験日】 2003年5月22日(木)
【試験場所】 (有)ツツミプランニング内 臨床評価室   福岡市南区向野1-19-27
【試験監修】 産業医科大学医学部 名誉教授 医学博士 菅野 久信 理学博士 白水 重憲
【被験試料】 「K・リゾレシチン」
【試験項目】
(1)脳波
(2)マイクロバイブレーション
(3)末梢血流量
(4)皮膚温
(5)脳内酸素飽和度
(6)脳内血流量
以上6項目

【被験者】 健常成人N=1 A.Y(F)26歳

【試験方法】
まず、被験者を安静な状態にして各種センサーを取り付け、上記6項目を連続5分間測定し、これをコントロールとした。その後、「K・リゾレシチン」約6gを摂取させ、1時間連続的に測定し、5分、30分後および1時間後の各種データを検診した。尚、測定中は被験者は安静な状態を保つように指示し、極力動かないようにさせた。

【結果および考察】
(1)脳波
脳波においては、摂取前のコントロール時ではα波が検出されていなかったが、摂取5分後、30分後および1時間後と経時的にα波の増加が認められた。これは「K・リゾレシチン」摂取によるリラックス効果並びに集中力が増した状態であることが示唆された。

(2)マイクロバイブレーション
マイクロバイブレーションでは、摂取前と比べ、摂取5分後には約8~10Hzで大きな増加が認められた。30分後には若干低下したものの、1時間後には再度同周波数での増加が見られたことから、これは筋肉がリラックス状態に導かれたことによるマイクロバイブレーションの増加であることが考えられ、「K・リゾレシチン」を摂取することにより、生体をリラックス状態に導く裏付けとなることが示唆された。

(3)末梢血流量および皮膚温
摂取前と比較して、摂取5分後は低下したものの、30分後および1時間後には摂取前よりも若干高い血流量を示し、経時的に増加傾向を示した。これにより、「K・リゾレシチン」を摂取することにより、代謝促進並びに美容・美肌等の効果が期待された。
皮膚温では、摂取5分後に低下するという結果となり、末梢血流量と同じ挙動を示したものの、摂取30分後から1時間後にかけては摂取前と比較して若干の減少傾向が認められた。このことにより「K・リゾレシチン」を摂取することにより、末梢血流量は増加するにもかかわらず、その影響等で身体のほてり等は体感されないことを示すものと考えられた。

(4)脳内酸素飽和度および脳内血流量
脳内酸素飽和量については、右脳では大きな変化は認められなかったものの、左脳においては摂取5分後から1時間後で経時的に大きく脳内酸素量の増加が認められ、これに伴い脳内血流量も増加傾向を示した。このことにより、「K・リゾレシチン」摂取により脳内血流量が増加することによって、脳への酸素供給が十分行われ、思考力並びに認識力の向上につながるものと考えられた。

【まとめ】
「K・リゾレシチン」を摂取することにより、α波の顕著な出現、末梢血流量、脳内血流量、脳内酸素の増加が認められた。これにより、リラックス効果、思考力および認識力の向上、代謝促進による美容・美肌効果が期待された。